新型コロナウイルス関連研究 2020/05/16-05/22のまとめ

COVID-10医学関連

新型コロナウイルス関連研究(2020/05/16-05/22)をNature medicineの記事を元にまとめてみました!

今週のハイライトは、mRNAワクチンの第1相の結果です!

個人的には、サルにおいて再感染はない、という結果に安心しました。

治療薬の治験状況についてはこちらから!

臨床治験 (ワクチン)

  • Moderna社のアナウンスによると、第1相試験における45人の被検者全員に抗体を誘導することに成功
  • 新型コロナウイルスの突起タンパク質を発現させるmRNAを用いたワクチン
  • 3種類の容量(25・100・250ug)全てで抗体を誘導することに成功
  • 続く第2相試験においては、50ugと100ugの容量を試験

その他のワクチンの状況についてはこちらから!
(ここでは触れませんが、アデノウイルスを用いたワクチンもうまくいったようです)

ヒトを対象にした臨床研究

  • 上海における326人の臨床経過の解析によると、入院時のCD4陽性、CD8陽性細胞が少ないと予後不良ということが判明。リンパ球の数はIL-6・8と逆相関。ウイルスゲノムと病状の関係性はみられず。
  • 高感度の抗体検出技術を用いたところ、通常のコロナウイルスに感染したことによって、新型コロナウイルスにも反応する「交差抗体」が作られることが判明。このような交差抗体でも新型コロナウイルスを中和できる可能性。
  • 1細胞シーケンス技術を用いて、新型コロナに対する抗体を特定。CD27陽性のメモリーB細胞のうち、IgG1発現細胞に注目し、14つの中和抗体の作成に成功。
  • 免疫学研究により、新型コロナ特異的なCD4陽性T細胞が20人の患者から検出された一方で、CD8陽性細胞は14人でしか検出できず。CD4陽性細胞の数が、IgG抗体と強い正の相関。さらに、新型コロナウイルスに反応するCD4陽性T細胞が、2015〜18年(新型コロナウイルスの蔓延前)に回収されたサンプルからも発見される。
  • 入院を経ずに回復した患者68人の血清のうち、わずか3%からしか中和抗体を検出できず。症状によって、抗体の作られ方が違う可能性。

前臨床研究

  • 新型コロナの免疫への影響をサルで検証した論文1。9匹のサル全てにおいて、1回目の感染が2回目の感染を防ぐことが判明。
  • 新型コロナの免疫への影響をサルで検証した論文2。6つの異なるDNAワクチンによって、3週間後に強い免疫応答を引き出すことに成功。ウイルス防御能と中和抗体の量には相関があるが、T細胞の反応性とは相関がみられず。

疫学・公衆衛生

  • 新型コロナ感染と温度・湿度との関係を調査したモデル。インフルエンザと2つの(新型ではない)通常のコロナウイルスの広がりをシミュレーション。3つのシナリオすべてにおいて、暖かくなるとウイルスの蔓延を抑えられるわけではないことが判明。やはり集団免疫が重要か。

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