新型コロナウイルス関連研究 2020/05/02-05/08のまとめ

COVID-10医学関連

新型コロナウイルス関連研究(2020/05/02-05/08)をNature medicineの記事を元にまとめてみました! (今回から、原著にリンクを貼りました)

今週のハイライトは、やはりレムデシビルの日本での認可ですね。

治療薬の治験状況についてはこちらから!

ワクチン・臨床研究

その他のワクチンの状況についてはこちらからご覧いただけます!

  • ロシュの抗体検査がFDAから認可取得。新型コロナウイルスに感染後14日後の検査で、100%の感度、99.8%の特異度を達成。
  • 2型糖尿病の新型コロナウイルスへの影響の後ろ向き研究。糖尿病があると死亡率が7.8%ほど(vs 2.7%)まで上昇。血糖コントロールが重要。
  • コロナによりなくなった患者さん12人の剖検例12人中7人で深部静脈血栓症(DVT)と肺塞栓症(PE)が発見され、そのうち4人ではこれらが直接の死因。
  • コロナから回復した14人の患者における血清に関する研究14人全てでIgM、IgGが検出され、13人で中和抗体を検出。中和抗体の力価とウイルスタンパク質特異的なT細胞数との間には強い相関。

前臨床研究 (基礎よりの研究)

  • 新型コロナウイルスの突起の糖鎖を質量分析により解析した研究。突起における糖鎖修飾の様式はヒトとは異なるため、ワクチンデザインのヒントにも。
  • SARSの突起を抗原として、モノクローナル抗体を作成した研究。今回の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)にも一部交差反応する。そのうちの1つのクローンで完全ヒト化抗体を作成。興味深いことに、突起ーACE2ではなくその後の膜融合を阻害することが判明。
  • ラマが持つ、ドメインを1つのみもつ「ナノボディ」抗体を作成。こちらもSARSの突起を抗原として、今回の新型コロナウイルスにも交差反応する中和抗体を得た。従来の抗体にくらべ、より安定でより容易に精製できるなどの特徴を持つ。
  • マウスでの感染を繰り返し、マウスに「適応」したCOVID-19を作成。ワクチン開発に有効か。(変異などはしていないのか?むしろマウスに適応したら、ヒトワクチン開発には向かないのでは??)

疫学・公衆衛生

  • 新型コロナウイルス発生地の武漢では、社会隔離により1人が1日に合う人の数が14.6人から2人まで減少。モデリングによると、このような社会隔離のみでもコロナウイルスの蔓延を抑制することが可能。同様のモデルで学校の閉鎖は、ピークの患者数をおおよそ半減できる。

参考(引用文献)

COVID-19 Research in Brief: 2 May to 8 May, 2020
All the research you need to know to keep on top of how science is responding to the COVID-19 pandemic

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